糖質カット炊飯器 口コミ 注意

「長年、糖質カット炊飯器を使っているのに血糖値に変化がない」「説明書通りに炊いたがお粥のようになる」などの消費者からの相談を受け、独立行政法人 国民生活センターが糖質カット炊飯器の糖質低減率についてテストしその結果を発表しました。
調査対象になった糖質カット炊飯器は以下の6種。

・レコルト 「ヘルシーライスクッカー RHR-1」 宣伝文句:糖質を最大約1/3カット

・アイリスオーヤマ 「IHジャー炊飯器 5.5合 RC-IJH50」 宣伝文句:糖質約20%抑制

・アイネクス 「スマートライスクッカー AX-RC3」 宣伝文句:糖質最大33%カット

・ソウイジャパン 「ロカボ ローカロリーナ SY-138」 宣伝文句:糖質最大54%OFF

・フォーティフォーティ 「LOCABO JM-C20E」 宣伝文句:糖質最大45%カット

・ベルソス 「糖質カット炊飯器 VS-HI01BE」

以上。

最後のベルソスについてはWebサイトがなく取扱説明書などにも具体的な糖質低減率に関する記載がないようなので論外とし、5社のうちアイリスオーヤマの炊飯器をのぞく4種の炊飯器がうたわれている糖質の低減率を満たさないと考えられ、景品表示法上の問題となるおそれがあると指摘されています。

糖質カット炊飯器は、内釜が2個あり糖質を含んだ煮汁を下の釜に排出するなどして通常のごはんよりも糖質を減らして炊くという仕組み。
糖質カット炊飯器は通常の炊飯器よりも多く水を入れてお米を炊きます。
問題になっているのが、糖質カット炊飯器で炊かれたご飯に含まれているデンプンの総量が、普通の炊飯器で炊いた時と全く変わっていないということ。

どういうことかというと、全メーカーの糖質カット炊飯器は普通の炊飯器より水を多く入れて炊くのでご飯の重量が重くなります。実際、今回検査をされた全ての機種において、炊けたご飯は普通の炊飯器で炊いたものより柔らかく水分量が多かったそうです。
炊きあがった100gあたりのご飯に含まれる糖質の量は確かに検出されましたが、米がたくさんの水分を含んでいるから重くなっているだけという話です。

『糖質カット炊飯器で炊いたご飯は1粒1粒が重くなっているだけで、糖質の総量は減っていない』という訳です。

これなら糖質カット炊飯器じゃなくとも、普通の炊飯器に水を多く入れてご飯を炊くだけで糖質カットになりますよねw
この結果なら確かに「糖質カット炊飯器」という名称は当てはまらないかなと思います。
案外こういう商品↓の方が安くて手軽でしっかりと糖質をカットできるのかもしれませんね。

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